スズメバチは死ぬときに仲間を呼ぶ…?駆除する際の注意点を解説

「スズメバチは死ぬときに仲間を呼ぶ」や「一匹殺したら、集団で襲ってくる」という話を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな話を耳にしたことがあると、スズメバチやその巣を見つけた時にどう対処すればいいのか、駆除すべきではないのかなど、不安になってしまいますよね。

今回の記事では、「スズメバチは死ぬときに仲間を呼ぶのか?」という疑問にお答えし、殺してしまった時の対処法や、遭遇したときに取るべき行動を解説します。

スズメバチは死ぬときに仲間を呼ぶ…?

スズメバチは死ぬときに仲間を呼ぶ…?

結論からお伝えすると、「スズメバチは死ぬときに仲間を呼ぶ」と言われることがありますが、実際には危険を察知した際に仲間を呼ぶ行動をします。

スズメバチは警戒心が強い性格で、特に巣に近づくものに対して敏感に反応します。巣の出入り口には見張り役がいて、最大10メートル先の動きにも反応すると言われています。

ただし、その範囲内に入っただけで襲われるわけではなく、スズメバチの行動は「警戒」「威嚇」「攻撃」という3段階に分かれています。警戒の際には空中を飛び回りながら様子を伺い、それでも離れない場合には、威嚇という顎をカチカチと鳴らす行動に移ります。

それでも離れない場合や、巣や自身に危険が迫った場合には攻撃に移り、その時に「警報フェロモン」という仲間に危険を知らせる物質を出します。その物質が仲間を呼ぶことになるのです。

つまり、スズメバチは「死ぬ可能性があるような危険が迫った時に仲間を呼ぶ」という行動をします。それが「死ぬときに仲間を呼ぶ」「一匹殺したら、集団で襲われることがある」」と言われている理由です。

そのため、一匹しかいない状況でも安易に駆除しようとせず、正しい行動を取ることが重要です。

殺してしまった際の対処法

前述した通り、スズメバチは危険が迫った場合に、「警報フェロモン」を出して仲間を呼ぶので、一匹だけだからと殺してしまうと、後から集団で襲われることがあります。

もし、スズメバチを殺してしまった場合には、その後の対処にも注意が必要です。

死骸には、警報フェロモンが残っているので、その場にいると集団で襲われる可能性があります。そのため、その場から少し離れて他のスズメバチが現れないか観察し、もし現れるようであればしばらく近寄らないほうが良いです。

一定時間が経過して安全が確認できたら、トングや手袋などを使って死骸を処分しましょう。スズメバチは死ぬときに相手にダメージを負わせようと毒を放出するので、素手で触ってしまうと蜂毒による健康被害を引き起こす可能性があります。。処理後はしっかりと密封してごみとして処分します。

遭遇した際の正しい対応

スズメバチに遭遇した際は、刺激しないことが何よりも重要です。特に、近くに巣がある場合は防衛本能で、攻撃性が高まっている可能性があります。

遭遇した際には、まずゆっくりとした動きでしゃがんで姿勢を低くしましょう。スズメバチは、特に高いところを警戒するので、姿勢を低くすることで視界から外れることができます。その後、しゃがんだままスズメバチや、巣の位置を確認し、距離を取っていきましょう。ある程度離れたら、立ち上がって走って逃げます。

「急な動き」「大声を出す」「手で振り払う」といった行動は、スズメバチを刺激し、刺される危険性が高まるので、しないように注意してください。

なお、万が一刺されてしまった場合には、刺された部位を流水で洗って冷やしておきます。刺された部位や周辺に痒みや赤みが現れた場合は、皮膚科を受診し、息苦しさや吐き気があり、意識がもうろうとしているような場合には、すぐに救急車を呼んでください。

スズメバチ駆除に関する注意点

スズメバチ駆除に関する注意点

スズメバチは、蜂の中でも特に危険性が高いので、基本的には自力での駆除は避けた方が良いです。ただ、大きさが10cm以下などの初期の巣であれば、女王蜂が単独で巣作りをしているため、自力での駆除も比較的容易になります。しかし、その際にも適切な装備が必須となります。

駆除の際には、蜂専用の駆除スプレー、トング、ゴミ袋を準備し、刺されるリスクを減らすために、長袖長ズボン、帽子、厚手の手袋、メガネなどを着用して、皮膚の露出部分がないようにします。

10cm以下の巣であれば、蜂の姿を確認できるため、女王蜂がいる時を狙って作業を行いましょう。日中は、巣の材料を探しに外に出ていることも多く、女王蜂がいない状態で巣だけを駆除をしても再度作られてしまう可能性もあるので注意が必要です。

業者に依頼するべき状況

巣がまだ小さい場合には、自力で駆除できる場合もありますが、巣の大きさが10cmを超えていたり、梯子を使わないと届かないような高さにある、逃げる場所を十分に確保できない場合などは、蜂駆除の専門業者に依頼したほうが良いです。

さらに、アレルギー体質の方や、過去に蜂に刺された経験がある方は、駆除の際に万が一刺されてしまうと、アナフィラキシーショックなどの健康被害を引き起こすリスクが高いのでおすすめできません。

蜂駆除業者を選ぶ際には、事前にホームページや検索サイトなどで口コミ・評判、過去の実績などを確認しましょう。実績が多い業者であれば、様々なケースに対応できる可能性が高く、安心して依頼できます。

相見積もりを取るのも大切なポイントです。複数の業者から見積を取り、比較・検討することが重要です。その際には、明確な金額提示がされているか、追加料金が発生しないかも合わせて確認しましょう。

スズメバチは死ぬときに仲間を呼ぶことがある

今回の記事では「スズメバチは死ぬときに仲間を呼ぶのか?」という疑問に答えるためにスズメバチの習性を解説し、対処法なども紹介しました。

スズメバチは死ぬときに仲間を呼ぶのではなく、危険を感じると、警戒フェロモンを出して仲間を呼ぶことがあります
そのため、一匹だからといって殺してしまうと、後から集団で襲われる危険があります。

スズメバチは攻撃性が高く、針の毒性も強いので、自力での駆除ではなく、信頼できる蜂駆除の専門業者に依頼するのが、安心で確実です。

もし、スズメバチの被害でお困りであれば、ぜひ「ハチ駆除クイック」へご相談ください。

ハチ駆除クイックは、全国対応可能なハチ駆除専門の業者で、過去10年間で10万件以上の駆除をおこなってきた実績がございます。

蜂の種類や巣の大きさによる料金変動はなく、提示した金額にご納得いただき次第、駆除作業に入らせていただき、駆除後の追加料金は一切ございません。

相見積もりも歓迎ですので、ぜひお気軽にご連絡頂ければと思います。

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