巣を失った蜂はどうなる…?駆除後の対策について解説

蜂の巣を駆除した方や、駆除を検討されている方の中には、「巣を失った蜂はどうなるのか?」という点が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「一度駆除したのにまた巣ができてる」「巣はないはずなのに、蜂がたくさん飛び回っている」なんてことにはなりたくないですよね。

今回の記事では、「巣を失った蜂はどうなるか」という疑問に答えつつ、駆除後に取るべき対策や注意点を解説します。

巣を失った蜂はどうなる…?

それでは早速、「巣を失った蜂はどうなるか」を解説します。

蜂には強い帰巣本能があり、その個体がエサや巣材を取りに巣から出ている間に、自分の巣が駆除されてしまっても、多くの場合、巣のあった場所に戻ってきて、その周辺をしつこく飛び回るようになります。こうした蜂は、一般的に「戻り蜂」と呼ばれています。

蜂は特定のコロニー(群れ)に所属し、女王蜂とその子孫(仲間)を守るために活動しているので、巣を失った蜂が、他のコロニーに合流するということはありません。そのため、働き蜂は戻る場所がなくなって数日~数週間ほどで死滅していきます。

しかし、巣の駆除が4月~6月頃だと、女王蜂がまだ巣作りをしている時期のため、戻り蜂の中に女王蜂が含まれていることもあり、その場合は、再度巣を作ることがあります。

蜂の巣駆除後の対策の必要性

蜂の巣駆除後の対策の必要性

前述した通り、蜂には帰巣本能があり、巣を駆除したとしても、その場所に戻ってきてしまいます。その時の戻り蜂は、巣を失ったことにより、平常時より攻撃性が高まっている可能性もあるため、注意が必要です。

また、女王蜂が冬眠から目覚めるタイミングには差があり、早い個体で3月頃、遅い個体の場合には、6月頃になることもあります。一度巣を作られた場所は、「雨や風をしのぎやすい」「外敵が少ない」「出入りがしやすい」など巣作りに適した条件がそろっていることが多いため、別の女王蜂が新しい巣を作ることがあります。

さらに、スズメバチの中には、「働き蜂が増えて巣が狭くなると、別の場所に引っ越す」という習性がある種類もいます。その際にも、一度巣を作られた場所は選ばれやすくなります。その引っ越しのときには、すでに働き蜂の数が多いため、新しい場所に巣を作る際は、短期間で急速に巣が大きくなりやすいです。

このように、蜂の巣は「一度駆除したら安心」ではなく、駆除後に再発防止対策を講じることも非常に重要となります。

主な戻り蜂対策

まず、蜂の巣を駆除するタイミングが重要です。日中に蜂の巣を駆除すると、外に出ている蜂が多くいるので、戻り蜂が発生する原因となりますが、夜になって蜂が巣に戻ってきているタイミングで駆除をおこなうことで、その巣の蜂をまとめて退治できます。

駆除後に巣のあった場所や周辺に、蜂専用の忌避スプレーを撒いておくと、蜂が近寄りにくくなります。ただし、忌避スプレーの効果は時間とともに薄れてしまい、雨が降った場合には、流れてしまうので、定期的な散布が必要です。

巣があった場所を、しっかりと掃除をすることも重要です。巣の残骸や女王蜂の痕跡が残っていると、戻り蜂がその場所に長く居続ける原因になります。

また、捕獲器を使って戻り蜂を物理的に捕まえる方法もあります。蜂が好む匂いの誘引剤を使って引き寄せ、捕獲器内に閉じ込める仕組みです。ただし、これは周囲にいる別の巣まで呼び寄せてしまうリスクもあるので、注意が必要です。

巣を作られた場所を防虫ネットを使って物理的に塞ぐのもおすすめです。庭の木であれば蜂が入りこめない目が細かい網をかけ、換気扇や室外機の吹き出し口などには、防虫ネットを張っておけば、巣を作られるのを防ぐことができます。

蜂の巣駆除を業者に依頼するメリット

蜂の巣駆除を業者に依頼するメリット

蜂の巣がまだ小さいうちは、蜂の数も少ないので、自力で駆除をおこなうことも可能です。しかし、刺される危険性が全くないわけではなく、特にスズメバチのような、攻撃性が高く毒性の強い種類は、一度刺されるだけでも、アナフィラキシーショックなどの健康被害を引き起こす恐れがあります。

また、自力で駆除をおこなう場合、巣を完全に駆除できなかったり、残骸の掃除が不完全になってしまうこともあります。その点、蜂駆除の専門業者に依頼すれば、安全かつ確実に巣を取り除いてもらえます。

蜂に巣を作られた場所にはフェロモンが残っていることがありますが、業者であれば、専用の薬剤や高圧洗浄機などを使用して、除去することができ、戻り蜂や再巣のリスクも軽減できます。

蜂の生態や習性を熟知している専門業者であれば、巣が作られやすい場所を把握しており、駆除だけでなく他の場所に作られてしまう予防も合わせて依頼することができます。

蜂の巣駆除後の対策も重要

今回の記事では、「巣を失った蜂はどうなるのか?」というテーマで解説をしてきました。

巣を失った蜂は、女王蜂でなければ巣を作ることができないため、多くは数日~数週間ほどで死滅します。しかし、それまでの間は巣のあった周辺をしつこく飛び回り続け、巣を失ったことで攻撃性が増している場合もあります。

何も対策をしないと、別の女王蜂によって巣を作られてしまう可能性が高くなるので、駆除後の対策は非常に重要となります。

そのため、蜂の巣駆除は、戻り蜂対策もおこなってくれる専門業者に依頼するのがおすすめです。

業者選びで迷われた際は、ぜひ「ハチ駆除クイック」へご相談ください。

ハチ駆除クイックは、全国対応可能なハチ駆除専門の業者で、過去10年間で10万件以上の駆除をおこなってきた実績がございます。

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