スズメバチ駆除に関する助成金はある?自治体の対応について解説
 
スズメバチは蜂の種類の中でも、針の毒性や攻撃性が強く、集団で行動することから、危険性が高く、その駆除には慎重を要します。

スズメバチの駆除は危険が伴い、依頼する場合には費用がかかるため、自治体が助成金制度を設けている場合があります。

この記事では、スズメバチ駆除に関する助成金について解説し、具体的な自治体の制度の例を紹介します。

 

スズメバチ駆除に関する助成金はある?

スズメバチ駆除に関する助成金はある?
 
冒頭でも説明した通り、スズメバチの駆除はその危険性の高さから、住民の安全な生活を守るために、駆除に関する助成金制度を設けている自治体があります。

その内容は、スズメバチの駆除にかかった費用を決められた金額の上限の範囲で負担する場合もあれば、かかった費用の1/2を負担、決められた業者に駆除を依頼するなど、自治体によって異なります。

すべての自治体で同じ対応がされているわけではないので、助成金に関してはお住まいの地域の自治体のホームページ等で確認する必要があります。

 

スズメバチ駆除に関する助成金制度の一例

スズメバチ駆除に関する助成金制度の一例
 
ここでは、東京でスズメバチ駆除に関する助成金制度を設けている自治体を例に出して一部紹介します。

 

西東京市

西東京市では、空のスズメバチの巣は対象にならず、実際にスズメバチが出入りしている巣のみが助成金の対象となります。

連絡先は、環境保全課になりますが、予算がなくなり次第、補助金の交付が終了するため、あらかじめ確認しておきましょう。

西東京市内のマンション及び一戸建ての所有者や居住者が対象となっていて、駆除料金の1/2もしくは、補助限度額10,000円のいずれか少ない額が補助されます。

申請には、スズメバチの巣の駆除であったことがわかる業者からの領収書が必要になります。

参考:西東京市環境保全課

 

江戸川区

江戸川区では、環境部環境課相談係が助成金の申請を受け付けていて、江戸川区内の個人の住居のみが対象となり、マンションの共有スペースや賃貸物件は対象になりません。

助成金額は、駆除料金の1/3で限度額は10,000円です(高所作業車を使った場合は限度額20,000円)。

申請には、スズメバチの巣の写真や領収書、業者からの作業報告書が必要になります。

参考:江戸川区環境部環境課相談係

 

立川市

立川市では、西東京市同様、空のスズメバチの巣は対象になっておらず、スズメバチが繁殖している巣のみ助成金の対象となります。

連絡先は環境対策課で、個人宅のみが対象となっていて、マンションなどの共同住宅や賃貸物件は対象になりません。

助成金額は、駆除料金の1/2で、限度額は巣1個につき15,000円です。申請には、駆除前に市に連絡が必要となるため、駆除業者に依頼する前に必ず相談をおこないましょう。

参考:立川市環境対策課

 

武蔵野市

武蔵野市でスズメバチ駆除の助成金制度を利用するには、市の指定業者に依頼をする必要があります。指定業者以外の業者に依頼した場合、市の助成を受けることができないので注意が必要です。

指定業者に依頼をすると、駆除の後に助成金を申請するために必要な書類が送られてくるので、先に依頼主が支払いをおこない、後日駆除料金の一部が振り込まれるようになっています。

スズメバチに限らず、他の種類の蜂であっても助成金を受け取れるようになっていて、指定業者であることから予め料金がわかるようになっているので、ホームページで確認しておきましょう。

参考:武蔵野市環境部環境政策課保全係

 

助成金以外の対応を実施している自治体について

私たちの生活の身近で蜂の被害が多いことから、助成金制度がなくても、多くの自治体では環境課などのホームページでスズメバチやその他の蜂の駆除についての案内が掲載されていることがあります。

助成金以外の対応を実施している自治体についても一部紹介をします。

 

八王子市

八王子市では助成金制度は設けておらず、市が公費で駆除する場合もありますが、その条件は満75歳以上のみで構成された世帯や、生活保護法により保護を受けている世帯などに限られています。

その他については、駆除業者の紹介と自力で駆除する場合の駆除用具(防護服、殺虫剤、噴霧用伸縮竿のセット)の無料貸し出しと協定事業者の紹介となります。

市の協定事業者へ駆除を依頼しても、作業費用の補助はありませんので注意しましょう。

参考:八王子市環境部環境保全課

 

杉並区

杉並区では攻撃性の高さによる危険性から、民有地にあるスズメバチの巣の撤去を区の環境課でおこなっています。

しかし、空の巣は対象外となり、スズメバチが出入りし、活動している場合のみになります。

所有者の許可がなければ敷地内に入れないため、依頼の際はスズメバチの巣ができた場所の所有者からの連絡が必要です。

また、自治体に駆除を依頼する場合、受付時間が平日の限られた時間であり、作業の際にも所有者の同意と立会いが求められる場合が多く、対応までに時間がかかることも多いため注意が必要です。

参考:杉並区環境部環境課生活環境担当

 

スズメバチ駆除に関する助成金について

スズメバチ駆除に関する助成金について
 
スズメバチは針が持つ毒性や、攻撃性の高さから、住民の生活を脅かす存在として、自治体によっては助成金制度が設けられています。

助成金を受けるためには、あらかじめ自治体の該当部署への連絡をしておく必要があったり、駆除を依頼した業者に書類を準備してもらう必要があったりするため、スズメバチの駆除に対して助成金を申請したいとお考えの場合は、業者に連絡する前に必ず確認をしておきましょう。

また、自治体でスズメバチの駆除を請け負ってくれる場合もあるので、スズメバチの巣の駆除でお悩みであれば、お住まいの地域の自治体の対応について調べてみるのがおすすめです。

助成金の申請が可能で業者は自分で探す必要がある際には、ぜひ「ハチ王」へご依頼ください。

ハチ王では、料金シミュレーションを導入していて、お住まいの地域と作業場所を入力するだけで駆除料金が分かるようになっていて、自分が負担する金額が先に分かります。スズメバチの巣であっても料金の変動は一切ありません。

助成金申請に対して必要な書類のご相談に対しても、しっかりと対応させて頂きますので、安心してご依頼いただけます。

フリーダイヤル:0120-996-974(電話受付時間8時〜22時)
メール:365日24時間受付

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