アシナガバチの一生って?生態・特徴を解説
 
アシナガバチは、日本に生息し人を刺すことのある蜂として知られています。

民家の庭の木や軒下などに巣を作ることもあり、私たちの身近にいる蜂の種類ですので、見かけることも多いでしょう。

この記事では、アシナガバチの生態や特徴、一生について詳しく解説していきます。

アシナガバチの一生や、生態について知りたい方はぜひご覧ください。

 

アシナガバチの生態・特徴

アシナガバチの生態・特徴
 
アシナガバチはスズメバチ科に属しており、その生態はスズメバチに似た部分もあります。

ここではアシナガバチの生態や特徴について詳しく解説します。

 

見た目

アシナガバチの体長は10~30mmほどで、細身でくびれがあり、脚が長いのが特徴です。スズメバチがオレンジ色が強いのに対して、アシナガバチは腹部と脚の先端の色が黄色みがかっています。

また、飛び方にも特徴があり、脚をだらんと下げて、比較的ゆっくりと飛び回っています。

 

性格

性格はスズメバチと比べると比較的おとなしく、飛んでいるところを刺激したり、巣を攻撃したりしない限りは、刺してくることは基本的にありません。

しかし、8月頃のアシナガバチの繁殖期になると巣を守るために攻撃性が高まるので誤って巣に近づいたりすると危険です。

アシナガバチはスズメバチと同様に毒針を持っていて、その毒針は一度刺してもアシナガバチから抜けることがなく、何度も刺すことができます。また、刺された痛みは蜂の中でも最大級といわれます。

持っている毒性もスズメバチが持っている成分と共通するものが多く、蜂刺されによるアナフィラキシーショックはスズメバチのイメージが強いですが、アシナガバチに刺されてもアナフィラキシーショックを起こしてしまうことがあります。

 

食性

アシナガバチは基本的に肉食性でさまざまな昆虫をエサにします。エサとなる昆虫にはカメムシや毛虫といった害虫が含まれていて、その害虫を捕食することから、アシナガバチには益虫という側面もあります。
多くは肉食性であるアシナガバチですが、花の蜜や果汁などを摂取する種類もいます。

 

巣の特徴

アシナガバチの巣の特徴は、巣穴が外から見えるようになっていることで、シャワーヘッド型や、お椀をひっくり返したような形と表現されることが多いです。

巣は最大で15~20センチほどになり、最盛期には働き蜂の数が100匹ほどになります。

営巣場所は、人家の軒下やエアコンの室外機、換気扇の中、庭にある木など、私たちの身近な環境に作ることが多いため、注意が必要です。

 

アシナガバチの一生

アシナガバチの一生
 
アシナガバチは基本的に一年で一生を終えます。毎年新しい女王蜂が生まれ、巣作りをして繁殖を行います。

ここでは、アシナガバチの生態として、女王蜂と働き蜂の一生についてそれぞれ解説します。

 

女王蜂

繁殖期に誕生した新しい女王蜂は秋から冬にかけて集団で冬眠に入ります。冬眠場所は家の壁の隙間や換気口内部の他、スズメバチの巣などがあります。

3~4月頃になって暖かくなってくると女王蜂は冬眠から目覚めますが、すぐに活動を始めず冬眠場所で生活することもあるので、初春あたりにアシナガバチが飛び回っている場合、冬眠から目覚めた女王蜂である可能性が高いです。

4~5月頃になると、女王蜂はそれぞれ違う場所に飛び立ち、一匹で巣作りを始めます。そのため、急激に巣が大きくなることはなく、働き蜂もいない状態です。

6~7月頃になると、女王蜂が一匹で作った巣の中で幼虫が成長し、働き蜂が活動を始めます。働き蜂が活動を始めることで、巣作りに参加し、巣が急激に大きくなり、女王蜂が産卵に専念することで働き蜂の数が増加します。

8~9月頃になると新しい女王蜂が誕生し、その年に活動していた女王蜂は10月頃に寿命を迎えます。

 

働き蜂

アシナガバチの働き蜂は女王蜂と同じメスバチですが、繁殖能力を持っておらず、それまで女王蜂が一匹でおこなっていた巣作りや、幼虫の世話をすることが役割です。

基本的に寿命は1ヶ月ほどになりますが、キアシナガバチなどは女王蜂と一緒に屋根裏などで集団でもぐりこみ冬眠をします。

しかし、越冬した働き蜂も、新しい働き蜂が産まれる頃には死んでしまいます。

 

アシナガバチの生態・特徴について

アシナガバチの生態・特徴について
 
今回はアシナガバチの生態や特徴、一生について解説しました。スズメバチに似た生態ですが、比較的大人しい性格をしていて、刺激しない限り基本的に攻撃してくることもなく、農作物や木につく害虫をエサとすることから益虫の側面もあります。

しかし、アシナガバチが巣を作る場所は、家の軒下や換気扇、エアコンの室外機など私たちの生活の身近な環境が多いため、そのような場所に巣が作られた場合は、生活を脅かされる危険もあるため、駆除するのをおすすめします。

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