SNSなどで話題になった蜂に巣を作らせないための予防アイテム「偽スズメバチの巣」が、気になっている方も多いのではないでしょうか?
中には「本当に効果があるの?」「どこに吊るせばいいの?」と疑問に思ってる方もいるでしょう。
今回の記事では、偽スズメバチの巣の効果や作り方、活用する際の注意点などを解説します。蜂に巣を作らせない方法に興味がある方は、ぜひご覧ください。
偽スズメバチの巣を吊るすと蜂よけ効果がある?
「偽スズメバチの巣」は、本物のスズメバチの巣の形状を模したアイテムで、紙製のものや、空気を入れて膨らませて使うものなどが、ネット通販やホームセンターなどで購入できます。
そもそもなぜ、偽スズメバチの巣に蜂よけ効果があると言われているのでしょうか。それは、スズメバチやアシナガバチには縄張り意識があり、巣を作る際には、基本的に他の巣が近くにある場所を避ける習性があるからです。
その習性を利用して、偽スズメバチの巣を吊るして「他の巣がある」と蜂に思わせ、巣作りを防ぐというのが、そのアイテムの狙いです。さらに、縄張り意識により蜂が近寄ってきにくくなるので、キャンプなどでの蜂よけに使われることがあり、その際には空気を入れるタイプが持ち運びがしやすく便利です。
ただし、偽スズメバチの巣に蜂よけ効果があることは、科学的には明確に立証されていません。あくまでも、蜂の習性をもとにした予防策のひとつとして用いられています。
偽スズメバチの巣の作り方・活用方法
偽スズメバチの巣は、家にあるもので自作も可能です。作り方の一例をご紹介しますので、ぜひ試してみてください。
作り方
準備するもの
- ・茶色の紙袋やクラフト紙または、茶色のガムテープ
- ・新聞紙や、宅配便などに入っている緩衝材
- ・ビニール紐や麻紐、S字フック
作り方
①新聞紙や緩衝材を、スズメバチの巣に似せて球状に重ねていき、縦の長さが大体20~30cmくらいになるようにする。
②①を紙袋やクラフト紙で包み、全体を丸く整えてから、上の部分を紐でしっかりと結ぶ。ガムテープを使用する場合は、中身が見えないように全体に貼っていく。
③吊るせるように上部に紐を取り付ける。吊るす場所によってはS字フックを活用しても良いでしょう。
スズメバチの巣の材料は主に木の繊維なので、全体が茶色一色で中身が見えないようにしましょう。また、丸い形状にするために、中身の新聞紙などは最初に丸めたものを作り、重ねていくか、紙袋を使う際には、角にガムテープを貼ったりして形を整えましょう。また、雨対策で透明のビニール袋を被せるのもおすすめです。
活用方法
では、作成した偽スズメバチの巣はどのように活用したら良いのでしょうか。
蜂が巣をつくりやすいのは、雨や風をしのげて直射日光が当たらない場所です。そのような場所を選んで設置しましょう。以下が設置におすすめの場所です。
- ・軒下などの玄関周り
- ・ベランダ
- ・庭にある木
- ・エアコンの室外機の近く
また、過去に巣を作られたことがある場所は、再度作られることも多いため設置して予防するのがおすすめです。
設置する際には、蜂が嫌がるとされているミントスプレーや、蜂専用の忌避スプレーを吹きかけておくと、嗅覚への刺激で蜂に不快感を与えることができます。視覚と嗅覚の両方に働きかけることで、予防効果の向上が期待できます。
設置するタイミングは、女王蜂が巣作りする場所を探し始める4月~5月頃がおすすめです。
偽スズメバチの巣の活用に関する注意点
ここまで読まれて、偽スズメバチの巣を活用してみようと思われたかもしれませんが、先述した通り、効果が科学的に証明されているわけではないため、「絶対に効果がある」というわけではないことは理解しておきましょう。
蜂に縄張り意識があり、他の巣を避ける習性を持っているのは事実ですが、蜂が認識しない場合もあるため、敷地が広い場合などでは効果が期待できない可能性があります。
また、紙で作った場合には雨に濡れてしまうと劣化するので、定期的に作り直す必要があります。風の強い日には、飛ばされてしまうこともあります。万が一、近隣の住宅や敷地に飛んでしまうと、迷惑をかけることになるので、しっかりと固定することも重要です。
スズメバチに巣を作られた場合には
予防対策を講じていたとしても、スズメバチに巣を作られる可能性がゼロになるわけではありません。巣を作られてしまった場合に、むやみ近づくとスズメバチを刺激することになり、刺されるリスクが高くなります。
とはいえ、巣を放置してしまうと、働き蜂の数がどんどん増えてしまい、ご家族だけでなく、近隣の方にも被害が及んでしまう可能性があります。
スズメバチは蜂の中での特に攻撃性や、針の毒性が強いので、自力での駆除はおすすめできません。さらに、完全に駆除できないと、戻り蜂によって再度巣を作られてしまう可能性もあるので、駆除後の対策もしっかりおこなってくれる専門業者に依頼するのが、安全で確実な方法です。
偽スズメバチの巣の効果について
偽スズメバチの巣は、蜂の習性を利用して巣作りを未然に防ぐための予防アイテムとして活用されています。科学的に効果が証明されているわけではありませんが、SNSなどでは効果を実感している声も見られます。
しかし、完全な予防ができるわけではないので、もしスズメバチに巣を作られてしまった場合には、巣が大きくなって被害が出る前に、蜂駆除の専門業者に依頼しましょう。
もし、自宅にスズメバチの巣ができてお困りであれば、ぜひ「ハチ駆除クイック」へご相談ください。
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