虻(アブ)と蜂(ハチ) の違いって?生態や見分け方を紹介

屋外にいるときやアウトドアなどで、「ブーン」という羽音が聞こえて驚いた経験はありませんか?可能性がある虫として、虻(アブ)や、蜂(ハチ)が挙げられ、それぞれ咬まれる・刺される危険性があります。

蜂と虻は混同されやすい存在ですが、生態や性格、攻撃方法などに違いがあります。

今回の記事では、「虻と蜂の違い」をテーマに、それぞれの特徴や見分け方、対策方法を解説します。

虻(アブ)と蜂(ハチ) の違い

虻(アブ)と蜂(ハチ) の違い

それでは早速、虻と蜂のそれぞれの特徴と見分け方を紹介します。

虻(アブ)とは?

ハエ目の短角亜目に属するハエの仲間で、日本には約100種類ほど存在しています。見た目がハエに似ている種類の他に、体長が1~2cmほどで蜂に似た腹部に縞模様がある種類も存在します。

主に水辺や湿地帯、森林、農地など自然が多い場所に生息していて、初夏~夏の終わりにかけて活動が活発になります。汗や体温に反応して寄ってくる習性があるため、キャンプ場など自然の多い場所で遭遇するケースが多いです。虻は基本的に単体で行動し、群れを作ることはないので、集団で襲われる可能性は低いです。

虻の中には、人の皮膚に咬みついて吸血する種類が約10種類ほど存在しており、咬まれると激しい痛みや出血を伴い、数日の間かゆみが残ります。

蜂(ハチ) とは?

膜翅目に属する昆虫で、日本に生息する主な種類は、スズメバチやアシナガバチ、ミツバチなどが挙げられます。どの種類も毒針を持っており、飛んでる蜂や巣を刺激すると、防衛本能から刺してくることがあります。

森林や里山などの木の洞や土の中の他、人家の庭の木や軒下、屋根裏などにも巣を作ることがあります。夏から秋にかけては働き蜂の数が増えるので、巣があると刺される危険性が高まります。

また、蜂は虻と違い社会性があり集団で活動します。巣を刺激したり、一匹の蜂を駆除しようとすると、危険を知らせるフェロモンを出し、仲間を呼び寄せるため、集団で襲われる可能性があります。さらに、針には毒があり、アレルギー体質の方や過去に刺された経験のある方は、アナフィラキシーのような健康被害を起こすことがあります。

見分け方

虻と蜂は見た目が似ていますが、よく見ると違いがあります。虻は全体的に丸みを帯びた体型で、頭部と腹部の境目がはっきりしないため、ずんぐりとした印象です。一方、蜂は比較的「くびれ」がはっきりしており、特に頭部と腹部の間が細く見えるのが特徴です。

木などに留まっている姿にも違いがあります。虻は留まっている時にも翅を広げているのに対して、蜂は翅をたたんで身体に沿わせます。

見た目だけでなく飛び方の違いもあります。虻は飛びながら止まることができないのに対して、蜂は空中で停止しながら飛び続けることができます。そのため、頭の上などで空中停止しながら様子を伺うように飛んでる場合には、蜂である可能性が高いです。一方で、虻は直線的に飛び去るか、急に近づいてきて咬んでくることがあります。

虻・蜂に咬まれたり刺されたりするとどうなる?

虻や蜂に咬まれたり刺されたりすると、痛みや腫れなどの症状が現れます。

虻の場合は、皮膚を咬んで吸血するため、咬まれた瞬間に鋭い痛みを感じます。その後、腫れや強いかゆみが出ることが多いですが、基本的には数日で症状が落ち着いてきます。

蜂に刺されると、刺された部位の痛み・腫れ・かゆみなどの局所症状だけでなく、体質や刺された回数によってはじんましんや発疹、吐き気、めまいなどの全身症状が現れることがあります。

「虻か蜂か分からないけど刺された」という場合には、刺された部位を流水で洗って冷やしましょう。刺された部位や周辺のかゆみや赤みがひどい場合には、皮膚科を受診し、息苦しさや吐き気があり、意識がもうろうとしているような場合には、蜂毒によるアナフィラキシーショックの可能性があるので、すぐに救急車を呼んでください。

屋外での虻・蜂対策

屋外での虻・蜂対策

屋外で虻や蜂に刺されないためには、白や淡い色の服や帽子を着用し、肌の露出を避けるのが効果的です。虻も蜂も黒い色に反応しやすいため、どちらの対策にもなります。

さらに、虻は汗のにおいに引き寄せられ、蜂は香水や整髪料などのにおいを寄ってくる習性があるので、屋外では汗をしっかり拭き取り、無香料タイプや蜂が嫌うミント系の香りが含まれた虫よけスプレーを使うと良いでしょう。

加えて、虻も蜂も急な動きに敏感なので、近づいてきても手で払わず、落ち着いてゆっくりとその場を離れるように心がけましょう。

虻と蜂の違いについて

虻と蜂は、似た存在ですが、生態や攻撃方法には違いがあります。虻は基本的に群れを形成することなく、単体行動をしますが、蜂は社会性があり集団で攻撃してくることもあります。

蜂の中には虻と見間違いやすく、巣の場所が分かりづらい種類も存在します。そのため、蜂か虻か分からないけれど、家の近くをよく飛んでるという場合には、蜂駆除の専門業者に調査をしてもらうのがおすすめです。

蜂の巣の有無の調査や、駆除の依頼を検討されているのであれば、ぜひ「ハチ駆除クイック」へご相談ください。

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