蜂は住宅地や学校など私たちの身近な場所に巣を作ることがあり、子供が蜂に刺されるなどの被害に遭うことも珍しくありません。
子供が蜂に刺された場合、親としては心配になりますよね。病院に行くべきかの判断がつかないこともあるでしょう。
この記事では、「子供が蜂に刺されたら病院に行くべきか」をテーマに、どのような症状や状況で病院に行くべきか、どの診療科を受診すべきかを中心に詳しく解説していきます。
子供が蜂に刺されたら病院に行くべき?
蜂の針には、蜂毒というアレルギー反応を起こす可能性があるアレルゲンやヒスタミンが含まれています。蜂に刺されると蜂毒そのものによる局所症状と、蜂毒に対するアレルギー反応が全身症状として現れる場合があります。
子供が蜂に刺された時は、まず刺された部位を冷たい水でよく洗い、冷たいタオルや保冷剤などを使って冷やすと毒の吸収が遅くなります。
抗ヒスタミン薬やステロイド軟こうがあれば、使用することでかゆみや腫れを軽減することができるので、それらの初期の処置を行った上で、30分ほど様子を見て異常がなければ、必ずしも病院に行く必要はありません。
しかし、全身に蕁麻疹が出ていたり、強いアレルギー反応を起こしていたりする場合は、すぐに病院を受診する必要があります。
病院に行くべき症状や状況については、次の項で詳しく解説します。
子供が蜂に刺されて病院に行くべき症状・状況
子供が蜂に刺された場合、初期の処置を迅速に行い、市販の抗ヒスタミン薬やステロイド軟こうを使用することで、腫れや痛みが引けば病院を受診する必要はありません。
しかし、次のような症状が現れた場合は、医療機関を受診したほうが良いでしょう。
アナフィラキシーの症状が出た場合
蜂に刺された際のアナフィラキシーの症状は、軽症、中等症、重症に分けられます。軽症の場合は、病院を受診し、中等症や重症の症状が現れた場合は、救急車を呼ぶことも検討しましょう。
軽症
吐き気、発汗、めまい、皮膚のかゆみや赤み、全身のふるえやじんましんなど
中等症
喉の渇きや違和感、呼吸困難になっている、頭痛やめまい、下痢や吐き気など
重症
呼吸困難や意識障害、激しい動悸、口からアワが出る、目が見えない、耳が聞こえないなど
複数箇所を刺された場合
子供が蜂に複数箇所を刺された場合も病院を受診したほうが良いです。
一度に複数箇所を刺された場合は、毒素がより多く体内に入っている可能性があるため、重篤なアナフィラキシー症状を引き起こしやすくなります。
特に子供は毒素の耐性が低いため、迅速に病院へ行くことが推奨されます。
痛みが強い場合
通常、蜂に刺された際の痛みは数時間で治まりますが、子供が長時間痛みを訴えていたり、強い痛みで泣き続けている場合は病院で診療を受けたほうが良いです。
過去に蜂に刺された経験がある場合
過去に蜂に刺されたことがある場合、前回刺された時に体内にできた蜂毒の抗体が過剰反応してアナフィラキシーショックを起こしやすくなります。
そのため、子供が過去にも蜂に刺されたことがある場合は、念のため医療機関を受診したほうが良いでしょう。
子供が蜂に刺されたらどの病院に行く?
子供が蜂に刺された場合、年齢にもよりますが、かかりつけの小児科を受診するのが基本です。
乳幼児~18歳くらいまでは、小児科での受診が推奨されますが、病院によって受診できる年齢が異なっているので、もし小児科を受診できない年齢の場合は、皮膚科を受診します。
夜間や休日などで、通常の小児科や皮膚科を受診できない場合は、お住まいの地域の医療センターへ電話をすることで「救急受診ができる病院」や「救急車を呼ぶべきか」などを相談することができます。
蜂対策・予防法について
基本的に蜂は、巣に近づいたり刺激を与えたりしなければ、攻撃してくることはありません。しかし、子供の場合、興味本位で近づいてしまうこともあるでしょう。
そのため、もし自宅周辺で蜂を頻繁に見かけるようになった場合には、蜂の巣が周囲にないかを確認し蜂の巣がある場合は早めに駆除することで刺される被害を防ぐことができます。
また、ハイキングなど自然が多い場所に行く際には、蜂が寄ってきやすい黒系の服装を避け、白や明るいパステルカラーの服装や帽子を身につけるようにします。
蜂が嫌う匂いのハッカ油スプレーなども、人体に安全なものが販売されているので活用するのがおすすめです。
子供が蜂に刺された場合には
子供が蜂に刺された場合、刺された箇所の腫れと痛みだけであれば、必ずしも病院を受診する必要はありません。しかし、アナフィラキシー症状が出ている場合や、複数箇所を刺されている場合、痛みが強い場合、過去に蜂に刺されたことがある場合は状況に応じて病院を受診したり、救急車を呼ぶ必要があります。
病院を受診する必要がある場合、基本的に小児科を受診しますが、子供の年齢が小児科の受診外になっている場合は、皮膚科を受診します。
また、初期の処置をした後から10日程は経過観察を行って、患部の腫れがひどくなっていないか、頭痛や吐き気、下痢などの症状が出ていないか確認をしましょう。
蜂に刺されないようにするためには、蜂の巣を見つけても近づかないということを子供に伝えることが重要で、もし庭の木、軒下やベランダなどの身近な環境で見つけた場合は、早急に駆除を依頼しましょう。
蜂の巣が近くに出来ているという場合は、「ハチ王」へご相談ください。
ハチ王では過去10年間で10万件以上の蜂駆除をおこなってきた実績があり、依頼主様はもちろん、近隣の住民の方にも配慮して安全に駆除をさせて頂きます。
「子供が蜂に刺された」という被害が起きる前に、ぜひハチ王にご依頼ください。
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