「蜂も冬になれば大人しくなるから、自分で駆除できるか?」
そういった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
日本で最も凶暴とされるスズメバチは、冬になると働き蜂が命を落とし、女王蜂だけが生き残ります。スズメバチの女王蜂は倒木や土の中で冬眠するため、冬の間は基本的に巣が空っぽになります。
条件次第ではありますが、冬の蜂の巣駆除はやりやすい時期と言えます。
本記事では、冬に蜂の巣駆除を行うのに適しているか、詳しい方法について解説します。
冬になると蜂の巣は空になる?
冒頭でもお話した通り、スズメバチ・アシナガバチの場合は、冬になると働き蜂がいなくなり、女王蜂が木の中や土の中で冬眠するため、巣は空っぽになります。
時期にバラツキはありますが、10月〜12月頃には働き蜂がいなくなり、女王蜂が巣から離れ、冬眠に入ります。
そして4月頃に、女王蜂は冬眠から目覚めて新しい巣を作り始めます。
ただし、ミツバチの場合は冬になってもスズメバチ・アシナガバチと異なり、働き蜂・女王蜂共に巣の中で暖を取って過ごすため注意が必要です。
というのも、ミツバチは越冬を見通して家の屋根裏や床下などに巣を作る傾向があるため、自分で蜂の巣駆除を行う際は、巣の中が空だと確実に分かる場合のみ行うようにしましょう。
冬の蜂の巣駆除の方法
蜂の種類によっては巣が空になることが多いため、夏に比べ冬のほうが襲われるリスクは低いです。ここからは、比較的安全性が高い冬に蜂の巣駆除を行う方法について解説していきます。
準備するもの
・防護服
・手袋(軍手の場合は2枚重ね)
・殺虫スプレー(ノズルが長いもの)
・ゴミ袋(蜂の巣を回収する用)
・巣に届く長さの棒(長さが調整できるものが良い)
後ほど詳しく解説しますが、蜂の巣駆除を冬に行う場合でも念のため防護服は用意しておくようにしましょう。
また、蜂の巣が屋根裏などの高い場所にある場合は、はしごも必要です。高所作業になる場合は落下のリスクがあるので、十分注意して行いましょう。
また、蜂の巣が固くて棒で突いても落ちてこないケースもあります。その場合は、ノコギリなどで蜂の巣を分解して回収するのが良いでしょう。
駆除方法
次に蜂の巣駆除を冬に行う具体的な手順、駆除方法を解説します。
1.蜂の巣目掛けて殺虫スプレーを吹きかける
2.巣を棒などで叩き落とす
3.蜂の巣をゴミ袋に入れて回収
巣の中に蜂が残っているまたは別の蜂が冬眠場所に使っていることがあるため、まずは殺虫スプレーを巣目掛けて吹きかけて安全を確保するようにしましょう。
蜂が興奮して襲ってきた時に備え、防護服等でしっかり防御を固めることが大切です。
安全が確認できたら、蜂の巣を棒などで突いて落とし、ゴミ袋に回収して完了です。
冬の蜂の巣駆除に関する注意点
先ほど少し触れましたが、冬の蜂の巣駆除を行う場合でも注意点があります。
・放置した巣が冬眠場所になる場合がある
・洗濯物に冬眠場所を探している蜂が紛れている可能性がある
いずれも稀なケースですが、放置された蜂の巣が冬眠場所になっており、集団で冬眠している可能性があります。
駆除のために巣を刺激して蜂が冬眠から目覚め、襲ってくる恐れがあるため注意しましょう。
また、11月頃に蜂が冬眠場所を探している際、洗濯物に紛れており、気づかずに取り込んで刺されてしまう恐れがあります。
こちらも稀なケースですが、陽の光が当たって暖かくなった洗濯物は、冬眠場所を探している女王蜂にとって良い冬眠場所になりえるので油断はできません。
蜂によって冬眠するタイミングは異なるため、冬で活動が大人しくなる時期でも注意するようにしましょう。
蜂の巣駆除を業者に依頼するなら
今回は蜂の巣駆除を冬に行う方法について解説してきました。
巣が空っぽであれば問題なく自分でも駆除できますが、巣の中に蜂が残っている可能性はあります。
「いきなり蜂が出てきたらどうしよう…」と不安な場合にはぜひ「ハチ王」に駆除をご相談ください。
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