私たちの身近にいる蜂にはさまざまな種類が存在し、その種により異なる特徴や危険性があります。
近くで蜂を見かけた場合、「これは何バチ?」「危険はあるの?」など、疑問や不安が出てくると思います。
今回の記事では、蜂の種類や見分け方と、それぞれの特徴と危険性について解説していきます。
蜂の種類は多い?
蜂の種類は、世界で約20万種以上、日本でも4,000種以上が生息しているといわれています。その中で私たちにとって身近で、注意すべき蜂は、ミツバチ、アシナガバチ、スズメバチになります。
その3種類の蜂の中にも更に種類がたくさんあり、危険度がかなり高い蜂であるスズメバチも、オオスズメバチやキイロスズメバチ、モンスズメバチなどたくさんの種類が存在します。どれも攻撃性が高く、毒性の強い針は一度刺しても失われずに何度も刺してくることがあり、アナフィラキシーショックを起こしてしまう可能性があります。
しかし蜂は、花粉の媒介や害虫の捕食など、生態系において重要な役割も果たしています。りんごやイチゴ、メロン、スイカなどの果実や、果実的野菜の交配を担っており、人間が口にする果物や野菜を安定的に供給することや、大量生産に大きく貢献しています。
蜂の主な種類と見分け方
私たちの生活圏で見かけることが多い蜂について、それぞれの種類の生態や習性、見分け方を知っておくことは、安全な生活を送るために重要なことといえます。
ここではそれぞれの蜂の生態や特徴、危険性、見分け方を解説していきます。
ミツバチ
ミツバチの特徴としては、身体は12~13mm前後でずんぐりとして丸っこい体つきで、黄色地に黒のしま模様があり、身体の表面などに長い毛があることです。ミツバチはセイヨウミツバチとニホンミツバチという種類がありますが、ニホンミツバチの方がサイズが小さく黒っぽい色をしています。
ミツバチが作る巣は板型で最大1メートルほどになるのが特徴です。性格は穏やかなため、刺激しない限り刺してくることはなく、野菜や果物の受粉や、はちみつを採取するために養蜂されています。
ミツバチの針は、人を刺すと抜けて、人体の皮膚から抜けなくなってしまいます。ミツバチ自体は攻撃性は低いものの、毒性は非常に強く、ミツバチの毒針が匂いを発して、他の蜂を誘うので非常に危険です。
ミツバチに刺されてしまった場合は、早急に針をピンセットなどで抜き、刺された部分を洗って匂いを消すことが重要です。
アシナガバチ
アシナガバチは全体的に細身の身体で体調は26mmほど、長い後肢をぶら下げて飛ぶことが特徴的なことからその名前で呼ばれています。色はオレンジより黄色に近い色をしています。
巣の特徴は、シャワーヘッド型と言われる形で、最大15センチほどの大きさになります。
軒下やベランダや庭木の枝など、人家に巣を作るため危険で不快な害虫となりますが、庭木の枝に付く害虫を捕食する益虫の一面もあります。
素早い動きが苦手で、ふらふらと飛んでおり、おとなしい性格の蜂であるアシナガバチですが、巣の半径1メートル以内に近づいてしまったり、刺激を与えてしまったりすると一斉に攻撃してきます。
特にキアシナガバチは日本にいるアシナガバチの中でも最大級の大きさで、攻撃性も高い傾向にあります。そのキアシナガバチに刺された痛みは、スズメバチを凌ぐとも言われています。
スズメバチ
スズメバチは最も危険性が高い蜂と言われており、身体も他の蜂の種類よりも大きく、働き蜂で3センチ近く、女王蜂は4~5センチほどの大きさがあります。
スズメバチにもいくつか種類がありますが、特徴としてはオレンジ色の頭に黒い脚があげられます。スズメバチとアシナガバチの見分け方は難しいのですが、胴体のオレンジ色が強く、素早く直線的に飛ぶという特徴があるのがスズメバチです。
また、スズメバチが作る巣はマーブル模様で丸い、もしくはフラスコ型の形をしています。
土の中や、木の空洞部分の他、家の軒下や屋根裏に巣を作り、クモや昆虫など生きた虫を捕らえて生息しています。
蜂の中でも攻撃性が高く、一度刺しても針を失うことがないため、何度も刺してくる上に、毒性が強く、刺されるとひどい痛みにおそわれ、症状が重い場合、呼吸困難や、死亡してしまうこともあります。
飛ぶときのスピードも非常に早く、最速で時速40キロもあるため、スズメバチを見かけた場合は、その場で追い払ったりする行動はせず、姿勢を低くしてゆっくりと後退し、蜂から離れることが出来たら走って逃げましょう。
蜂の種類と見分け方をチェック
蜂には多くの種類が存在し、それぞれ異なる特徴と危険性があります。ミツバチは比較的おとなしく、花の近くで見かけることが多いですが、アシナガバチやスズメバチは攻撃的で、特に巣に近づくと非常に危険です。
それらの蜂の見かけ方は、大きさや色、飛び方などがありますが、蜂を見かけた時にじっくり観察して、種類を見分けることは中々難しいと言えるでしょう。
また、蜂は同じ場所に巣を作る習性があるため、一度巣を作った場所に何度も巣を作ってしまう可能性もあり、自宅などの生活圏に巣を作られてしまうと安全な生活を脅かされてしまうことになります。
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