春頃から活動を始める蜂は、夏から秋にかけて数が増えて活動が活発になるので、庭先やベランダ、公園などで日常的に見かける機会が多くなります。
攻撃性が高く針の毒性が強い蜂の種類もいるため、巣を作られないように「蜂を寄せ付けないスプレー」を探している方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、蜂を寄せ付けないスプレーに含まれる成分や期待できる効果、さらに選び方や正しい使い方を解説します。蜂対策をしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
蜂を寄せ付けないスプレーとは?
蜂を寄せ付けない、近づかせないことを目的に使用するもので、殺虫スプレーとは用途が異なりますが、市販されている蜂よけスプレーには殺虫成分が含まれ、駆除に使えるものも多いです。
殺虫スプレーに使われることの多いピレスロイド系の成分には、昆虫の神経系をかく乱・麻痺させる作用があります。その成分が空気中に漂うことで、蜂の触覚・嗅覚に刺激を与え、「ここは危険」と判断させて近づくのを防ぐ効果も期待できます。
また、蜂は色やにおいに敏感で、黒い色に攻撃性を示したり、花のような甘いにおいに引き寄せられたりする習性があります。
嫌うにおいもあり、ミントやユーカリのようなハーブ類、また、炎や煙を連想させる焦げたにおいなどは、蜂が嫌がります。そのため、ハッカ油、木酢液などのスプレーも蜂よけに使えます。
【蜂を寄せ付けないスプレー】商品を選ぶ際のポイント
市販されている蜂避けスプレーには、ピレスロイド系の成分が配合されているものが多くあります。ピレスロイド系の成分には、蜂に対して致死効果の強いプラレトリンや、揮発性や拡散力が高く空間忌避効果が期待できるメトフルトリン、残留効果時間が長いシラフルオフェンなどがあり、蜂を寄せ付けないだけでなく、殺虫効果もあるので、駆除が必要になった場合にも使用することができます。
人や動物、植物への影響が少ない蜂を寄せ付けないスプレーを選びたい場合は、木酢液やハッカ油を使った商品がおすすめです。木酢液は植物の生育促進や害虫の発生を抑える目的でも使われることがあるので、植物への影響を抑えたい場合に適していますが、希釈濃度によっては植物を枯らしてしまうことがあるので注意が必要です。
ハッカ油は、ピレスロイド系の成分が入ったスプレーや木酢液を使ったものより忌避効果は低いですが、においがきつすぎないので使いやすいです。ただし、猫にとって精油は有害物質なので、猫を飼っている場合には使用できません。
蜂を寄せ付けないスプレーの効果的な使い方・注意点
ここでは、蜂を寄せ付けないスプレーの効果的な使い方と使用時の注意点を紹介します。スプレーするタイミングなども解説するので、ぜひ参考にしてください。
効果的な使い方
蜂がよく飛んでいるのを見かける場所や、侵入されやすい窓やドアの周り、巣が作られやすいベランダ、庭の木の周辺、玄関の軒下、エアコンの室外機の周辺などに撒いておくことで、蜂を寄せ付けないようにできるだけでなく、巣作りも防ぐことができます。
特に、4月~5月頃の女王蜂が巣作りを始める頃から撒いておくと巣を作られる可能性が低くなります。
蜂の活動が活発になっている夏から秋にかけてスプレーを撒く場合、スプレーの成分やにおいに警戒心を抱いて、近寄ってくる可能性があるので、蜂が活動をしていない早朝や、巣に戻って休んでいる夜間の散布がおすすめです。
使用時の注意点
ピレスロイド系の成分は基本的に、人間やペットなどの動物への危険性は低いとされていますが、使用する際には風向きに注意し、子どもやペットが近くにいない時に撒くようにしましょう。また、植物に害となる場合があるので、植物を育てている場合には、場所を移動するか、使用するスプレーを変更しましょう。
木酢液やハッカ油は、ピレスロイド系のスプレーに比べて安全性は高くなりますが、適切に希釈する必要があります。木酢液を原液で撒いてしまうと植物を枯らしてしまう可能性があり、ハッカ油は炎症やかぶれを引き起こす可能性があるので、希釈濃度には注意を払ったほうが良いです。念のため、子どもやペットの近くでの使用は避けた方が安心です。
また、持続期間はそれぞれ異なっており、ピレスロイド系のスプレーが一ヶ月程度、木酢液スプレーは1~2週間程度、ハッカ油スプレーは数日で、効果が切れる前に定期的に散布する必要があります。さらに、雨が降ると流れてしまうので、雨の日の翌日は必ず撒くようにしましょう。
蜂を寄せ付けないスプレーについて
市販されている蜂を寄せ付けないスプレーは、基本的にピレスロイド系の成分が含まれる殺虫効果があるものになります。安全面を重視したい場合には、蜂が嫌うにおいとして知られる木酢液やハッカ油のスプレーがおすすめですが、市販されているスプレーは蜂対策のものではなく、特に木酢液スプレーは希釈濃度が低い可能性があるので、確認した上で使用するか、原液を購入して自作も検討しましょう。
巣を作られそうな場所や、飛んでいるのをよく見かける場所などに撒いておくことで、蜂を寄せ付けない効果が期待できます。
しかし、巣を作られてしまった場合、木酢液やハッカ油には殺虫成分はなく、ピレスロイド系の成分が含まれたスプレーも、使用する際には防護服などの準備が欠かせません。
蜂の巣の駆除は、刺されるリスクが高い作業になるので、蜂駆除の専門業者に依頼するのがおすすめです。
蜂の被害でお困りの場合は、ぜひ「ハチ駆除クイック」へご相談ください。
ハチ駆除クイックは、全国対応の蜂駆除専門の業者で、過去10年間で10万件以上の蜂駆除をおこなってきた実績がございます。
ご依頼を頂いた場合、蜂の巣の駆除だけでなく、再度巣を作られないように忌避スプレーを適切に散布いたします。万が一、一ヶ月以内に同じ場所に巣を作られた場合には、無料で対応するアフターフォローもご用意しています。
年中無休で場所によっては最短5分で駆けつけ、即日駆除も可能となっております。
相見積もりも歓迎ですので、ぜひお気軽にご連絡ください。
フリーダイヤル:0120-996-974(電話受付時間8時〜22時)
メール:365日24時間受付