蜂被害を予防するための対策として、ハッカ油を使った方法が注目されています。
ハッカ油の強いメントールの香りは蜂が嫌うため、蜂を遠ざける効果があると言われています。
この記事では、蜂対策でのハッカ油の効果、ハッカ油スプレーの作り方と使い方、そして注意点について詳しく解説していきます。
蜂対策でハッカ油は効果がある？
ハッカ油の強い香りは、蜂を含む多くの昆虫に対して忌避効果があります。蜂はハッカ油が持つメントールの香りを嫌うため、ハッカ油を使うことで蜂を遠ざけることができます。
ただし、完全に蜂を寄せ付けないわけではなく、使い方によっては逆に蜂を引き寄せることになってしまいます。
そのため、蜂対策としてハッカ油は効果があるといえますが、使い方には注意が必要であり、また、完全に蜂を寄せ付けないわけではないので、他の対策と併用することが推奨されます。
【蜂対策】ハッカ油スプレーの作り方・使い方
ハッカ油を使った蜂対策として、ハッカ油スプレーを使う方法があり、自分で作ることができ、安全面でも使いやすいものとなります。
ハッカ油スプレーの作り方と使い方について、詳しく解説します。
作り方
ハッカ油スプレーに必要な材料は下記になります。
- ・ハッカ油：10～20滴
- ・無水エタノール：10ml
- ・精製水：90ml
- ・スプレーボトル
最初にスプレーボトルに無水エタノールを入れ、ハッカ油を加えてよく混ぜます。
その後、精製水を加えて、再度よく混ぜます。
完成したハッカ油は使用する際に、毎回よく振ってから使用します。
使い方
ハッカ油スプレーの使い方は、蜂がよく現れたり、侵入しやすい窓やドアの周り、ベランダ、庭の木の周辺に撒いておきます。
スプレーをする際には、ハッカ油の強い香りに注意して、少量ずつ使用し、風が吹いている場合は、風上から使用するようにしましょう。
小さなお子さまがいる家庭や、動物を飼っている家庭では、害を及ぼさないように注意が必要です。
猫を飼っている場合には、猫にとって精油は有害物質であること、メントールに敏感であることから、使用を避けた方がいいでしょう。
また、ハッカ油スプレーは持続効果が短いため、毎日スプレーをする必要があります。
蜂対策でハッカ油を使う際の注意点
ここまで解説してきた通り、ハッカ油は自分で簡単に作ることが出来、蜂対策に一定の効果があります。
しかし、ハッカ油が逆に蜂を誘引してしまうこともあります。
蜂は非常に嗅覚が優れていて、匂いに敏感なため、ハッカ油の匂いに警戒心を抱き、攻撃性を高めて近寄ってくることもあるのです。
また、ハッカ油に含まれる科学成分の一部が蜂を引き寄せてしまうということもあります。
それらは、ハッカ油を原液のまま使用することで起こる可能性が高いため、ハッカ油を適切に希釈することが重要となります。さらに、よりたくさんスプレーすれば良いというわけではないので、過剰に使用することは避けましょう。
スプレーするタイミングは蜂がまだ活動をしていない早朝や、巣に戻って休んでいる夜間がおすすめです。
蜂対策でのハッカ油の効果について
蜂対策でのハッカ油の使用は一定の効果があり、蜂を寄せ付けないことができます。
しかし、原液のまま使用すると逆に蜂の攻撃性を高め、誘引してしまうこともあるので、使用する際は適切な濃度に希釈することが重要です。
また、スプレーをしすぎないように注意することも大切なポイントになります。
ハッカ油スプレーは駆除効果はなく、効果期間も1日程度と長く続かないため、蜂が複数飛んでいる場合や、巣が作られてしまった場合には、専門の業者に駆除を依頼するべきです。
蜂駆除の専門業者であれば、効果期間が長く、忌避効果の強い薬剤を適切に使用して、蜂対策もおこなってくれます。
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