「家の近くでよく蜂を見かけるようになった」「近くに巣ができてしまった」という場合に、特に対処をせずに放置して蜂の寿命を待つという選択は適切なのでしょうか。
この記事では、蜂の寿命や生態について、種類ごとに解説します。また、放置することのリスクも説明していますので、「蜂が飛んでるけど、寿命で死んでしまうまで放置しよう」とお考えの方は、ぜひチェックしてください。
蜂の寿命と生態
蜂の種類は4,000以上ありますが、住居などに巣を作る主な蜂は3種類となります。
ここでは、それぞれの蜂の寿命と生態について解説します。
ミツバチ
ミツバチの寿命は役割によって異なっています。働き蜂の寿命は、約1ヶ月で、その間に蜜を集めたり、巣のメンテナンスを行ったりします。越冬期は、産卵を休んでいる女王蜂を中心にしてからだを寄せ合い、暖め合って、半年ほどの寿命になります。
雄蜂は、春の繁殖期に生まれ、交尾が役割となっています。寿命は約1ヶ月で、毎日決まった時刻に交尾飛行に出かけます。
一方、女王蜂の寿命は約3年ですが、長い場合には約8年生きることもあります。主な役割は産卵で1日に1,000~2,000もの卵を産み落とします。また、女王蜂が寿命を迎える頃には新しい女王蜂が誕生します。
アシナガバチ
アシナガバチのうち働き蜂と雄蜂の寿命は、夏場1ヶ月から2ヶ月ほどで、女王蜂は1年ほどとなります。
働き蜂と雄蜂は冬を超えることなく、ほとんどが11月頃には死滅します。
しかし、巣を作り始めた女王蜂は秋ごろに死にますが、その後、新しい女王蜂が誕生し雄蜂と交尾をして、受精した状態で越冬します。そのため、次の春には新しい女王蜂が巣作りを始め、卵を産みます。
スズメバチ
スズメバチもアシナガバチと同様に、冬になると女王蜂以外は寿命を迎え、冬眠するのは女王蜂のみとなります。
働き蜂の寿命は1~3ヶ月程度、雄蜂の寿命は1~2ヶ月程度です。
女王蜂は冬眠から目覚めた後、巣を作り産卵をし、その中でも秋頃に誕生した働き蜂の中から次の女王蜂を選びます。しかし、スズメバチの女王は寿命が1~3年とアシナガバチより長く、巣を作り始めた女王蜂も再び冬眠することもあります。
蜂の寿命を待って駆除しないのは危険?
蜂は11月、長くても12月頃には冬眠に入り、見かけなくなりますが、寿命を待って駆除しないのは大変危険です。
蜂の寿命と生態を解説した通り、女王蜂が寿命を迎える頃や、新しい産卵により新しい女王蜂が誕生するため、蜂が完全にいなくなったとは言えません。
また、蜂には帰巣本能があり、一度巣を作った場所にまた巣を作ることがあります。一度巣を作った場所は、蜂にとって都合のいい、エサが豊富にある、雨風から巣を守れる、敵に見つかりにくいという条件が揃っている可能性も高い為、毎年同じ場所に巣を作られてしまいます。
そのため、駆除を行い、蜂を寄せ付けない忌避剤などを撒いて、蜂に好まれない環境を作っておくべきです。
蜂の駆除を業者に依頼するべき理由
女王蜂が巣作りを始めて、働き蜂が成虫になって、近隣で蜂が飛んでるところを見かける頃には、女王蜂がたくさん卵を産み、巣も大きくなっています。
寿命がつきるまで放置しようと思っていても、蜂のサイクルが出来上がっているため、サイクルを断ち切るためにも完全に駆除すべきです。
さらに蜂は巣が大きくなるにつれて、警戒心が強まり、攻撃性が高くなるため、自分で駆除しようとしても刺されてしまう危険があります。
そのため、蜂が飛んでいるところを見かけたり、巣を見つけたりした場合は早めに蜂の駆除を業者に依頼しましょう。
蜂の寿命について
蜂の寿命は働き蜂や雄蜂は数ヶ月、女王蜂でも約1~3年となっていますが、生態サイクル上、新しい女王蜂が産まれ卵を産むため、蜂は駆除した上で忌避剤などを撒いて対策を行わないと、毎年被害に悩まされることになってしまいます。
そのため、寿命を待つのではなく、早急に対処することが重要です。
蜂は巣に近づくと、警戒心から人間を攻撃してきますので、安全に蜂を駆除するためには、専門の業者に依頼をしましょう。
蜂の被害に悩まれている方は、ぜひ「ハチ王」にご相談ください。
ハチ王は、過去10年間で10万件もの蜂駆除を行ってきた経験を持ち、依頼主様はもちろん、近隣に被害が及ばないよう安全に作業を行います。
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