アナフィラキシーを引き起こす蜂の種類って?症状・処置方法についても
 

蜂の針には、蜂毒というアレルギー反応を起こす可能性があるアレルゲンや、ヒスタミンが含まれており、蜂に刺されることで、重篤なアナフィラキシーを起こす可能性があります。

「アナフィラキシーを引き起こす蜂の種類は何?」「蜂に刺された時にはどんな症状が出て、どんな処置をおこなうべきなの?」などの疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

この記事では「アナフィラキシーを引き起こす蜂の種類」について詳しく解説するとともに、症状や処置方法について解説していきます。

 

アナフィラキシーを引き起こす蜂の種類

私たちの身近に生息していて、アナフィラキシーを引き起こす蜂の種類は以下の3つになります。

 

スズメバチ

スズメバチ
 

スズメバチは、大型で威嚇性、攻撃性、毒性が強い種類になります。

巣に近づくだけで攻撃してくることもあり、一度刺しても針を失わないことから、何度も刺してくることのある危険な蜂です。

毒性が強いことから、重篤なアナフィラキシーを引き起こす可能性があり、蜂に刺されたことから死亡事故に繋がった蜂の種類はキイロスズメバチかオオスズメバチであることがほとんどです。

 

アシナガバチ

アシナガバチ
 

アシナガバチは、スズメバチほど攻撃性は高くないものの、巣を刺激されたり、危険を感じたりすると人を襲うことがあり、スズメバチと同様に一度刺しても針を失わないため、何度でも刺してくることのある種類です。

毒性もスズメバチに比べるとやや弱いものの、痛みは非常に強烈と言われ、蜂毒の成分もスズメバチの毒針に含まれている成分と共通するものが多いことから、アナフィラキシーを起こす可能性があります。

 

ミツバチ

ミツバチ
 

ミツバチは人体などを刺した場合、蜂から針が抜けてしまい、そのまま死亡してしまうことから、攻撃性はあまり高くなく、積極的に人を刺すことはありません。しかし、巣を刺激されると身を挺して攻撃してきます。

針の毒性は比較的弱いですが、ミツバチから抜けた針から興奮物質が広がり、他のミツバチを呼び寄せることがあり、1匹に刺されると集団で襲われ、何度も刺されることでアナフィラキシーを引き起こす可能性があります。

 

アナフィラキシーショックの症状

アナフィラキシーとは、「急激なアレルギー反応」のことをいい、アレルゲンが体内に侵入することにより、全身にアレルギー症状があらわれて命の危機にさらされる可能性のある過敏反応のことです。

蜂に刺された場合のアナフィラキシー症状は概ね15分以内に起こりますが、まれに翌日から最長で10日程経過した後に起こることもあるため、蜂に刺された後は経過観察が重要となります。

蜂に刺されてアナフィラキシーを起こした症状は下記の通り、軽症、中等症、重症によって異なります。

蜂に刺されてしまった場合に、どのような症状が出るのかを確認しましょう。

 

軽症

皮膚のかゆみや赤み、吐き気、発汗、めまい、全身のじんましん、全身のふるえなど

 

中等症

息苦しさ、呼吸困難、喉の渇きや違和感、締め付け感、頭痛、めまい、下痢や吐き気、全身のむくみ、痰が絡んで息を数時にぜいぜいするなど

 

重症

意識障害、呼吸困難、血圧の低下、激しい動悸、口からアワが出る、目が見えない、耳が聞こえないなど

 

蜂に刺された場合の正しい処置

蜂に刺された場合の正しい処置
 

蜂に刺された場合におこなうべき処置を解説します。
まず、刺された部位に蜂の針が残っている場合は、ピンセットや爪を使って、そっと掻き出すように取り除きます。

針が刺さっていなかった場合や、針を抜いた後は、刺された部位を絞りながら水でよく洗い、清潔に保ちましょう。

その後、冷たいタオルや保冷剤などを使って刺された部位を冷やすことで、毒の吸収を遅くするとともに、腫れと痛みを軽減することができます。

抗ヒスタミン薬やステロイド軟こうを使用することで、かゆみや腫れを軽減することができ、痛みが強い場合には市販の鎮痛剤の服用が効果的な場合があります。

初期の処置をおこなった上で、30分ほど様子を見て、異常がなければ、必ずしも病院に行く必要はありません。

しかし、アナフィラキシーショックの症状が出ている場合は、病院を受診する必要があり、さらに症状が中等症から重度の場合は、救急車を呼びましょう。

また、すぐに重篤な症状が出なかった場合でも、刺された部位が広範囲にかけて腫れている場合や、発熱が続く場合は医療機関の受診をおすすめします。

もし、病院に行くべきか迷った場合は、医療機関に電話をして相談してみても良いでしょう。

アナフィラキシーを引き起こす蜂の種類について

アナフィラキシーを起こす蜂の種類は、スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチと私たちの身近に生息する種類ばかりです。

2度目に蜂に刺されてしまうと大変危険という認識を持っている方は多いと思いますが、刺された箇所や、蜂の種類によっては1度でも重篤なアナフィラキシー症状を引き起こす可能性があるため、蜂に刺されることは大変危険なことです。

蜂は春頃から巣を作り始め、秋頃まで活動をしていますが、巣が大きくなるにつれ、防衛本能から攻撃性が高まってきます。

そのため、「家に蜂の巣が出来ている」「最近よく蜂が飛んでいるのを見かけるようになった」等の場合は、蜂駆除業者に依頼をすることがおすすめです。

もし、蜂の駆除についてお悩みがあればぜひ「ハチ王」にご相談ください。

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