スズメバチの捕獲器の効果と使用時の注意点を解説

スズメバチは、刺されると強い痛みやアレルギー反応を引き起こす危険な昆虫として知られています。そのため、スズメバチが頻繁に飛び交う地域や巣を作られやすい環境では、スズメバチ対策が欠かせません。

様々なスズメバチ対策の中で「捕獲器」を使用する方法もありますが、捕獲器の使用に関しては注意すべきこともあります。

この記事では、「スズメバチの捕獲器」をテーマに、使い方や効果、使用する際の注意点などについて詳しく解説していきます。ぜひ、参考にしてみてください。

 

スズメバチの捕獲器とは?

スズメバチの捕獲器とは?

スズメバチの駆除は、一般的に専門業者に依頼するケースが多いのですが、自力での駆除を試みる方も一部存在し、ホームセンターやネットショップなどで販売されている「蜂の捕獲器」を使用するケースも見られます。

スズメバチの捕獲器とは、スズメバチが好む甘い匂いや発酵臭を利用しておびき寄せて捕獲するという仕組みです。市販の捕獲器では専用の誘引剤が付属しており、スズメバチがその匂いに引き寄せられ、捕獲器内から出られなくなるような設計になっています。

主にスズメバチが巣を作る前の個体を減らす目的で利用されますが、巣全体を駆除できるわけではないため、使用目的を正しく理解して活用することが重要です。

 

スズメバチの捕獲器の使い方・効果

スズメバチの捕獲器の使い方・効果

捕獲器は、スズメバチが活動している近くなどに吊るしておくのが基本の使い方です。匂いに誘われたスズメバチがその中に入り込み、液体に溺れて出られなくなります。

使い方の詳細は以下の通りとなります。

 

【吊るす場所】

庭の木の枝や、軒下などスズメバチが巣作りに好みそうな場所、あるいは過去に巣が作られた場所などが適しています。捕獲器はあえて蜂をおびき寄せるため、人通りが多い場所や子どもの手が届くような場所は避けるようにしましょう。

 

【設置タイミング】

女王蜂は、毎年4~5月頃に冬眠から目覚め、巣を作る場所を探して飛び回っています。捕獲器は女王蜂を捕獲し、巣を作らせないことが目的となるため、設置タイミングは春頃が適しています。また、設置する時間帯としてはスズメバチが飛び回っている日中だと、設置時に刺される危険性があるので、夜間から早朝がおすすめです。

 

【誘引剤の交換】

誘引剤の持続期間はそれぞれ異なりますが、一定の期間が経過すると効果が切れてしまいます。基本的には2週間ほどになるので、2週間で誘引剤を交換し、蜂が入ってないようであれば、設置場所の変更も検討しましょう。

 

【蜂の死骸の始末】

中にスズメバチが入っていた場合は、死骸の始末をする必要があります。その際、死骸でも針に触れると危険なため、厚手の手袋などをつけて慎重に廃棄しましょう。

以上のように、適切にスズメバチの捕獲器を使用することで、巣を作る前の女王蜂の個体数を減らすことができ、巣を作られるリスクを軽減することができます。

 

スズメバチの捕獲器は自分で作れる?

スズメバチの捕獲器は自分で作れる?

スズメバチの捕獲器は、ホームセンターやインターネットなどで購入することができますが、ペットボトルを使って自分で作ることも可能です。

ペットボトルを使ったスズメバチの捕獲器の作り方は以下の通りとなります。

 

①材料の準備

・2リットルの空のペットボトル

・カッター

・ビニール紐や針金

 

②ペットボトルの加工

ペットボトルの半分より上の位置2~3箇所に、2センチ四方ほどの穴が空くように「H」型の切り込みを入れます。「H」型の切り込みの上半分を雨除けのように外側に、下半分は内側に折り込みます。

 

③誘引剤の作り方

誘引剤は、スズメバチを引き寄せる効果のあるぶどうの香りのものや砂糖を使い、さらにスズメバチの呼吸を抑える効果がある界面活性剤入りの洗剤を数滴入れます。

例1)酒300ml+酢100ml+砂糖100g+ぶどうの皮+界面活性剤入り洗剤数滴

例2)焼酎:オレンジジュース+界面活性剤入り洗剤数滴=1:1

例3)乳酸菌飲料のぶどう味(原液):水+界面活性剤入り洗剤数滴=6:4

※参考:山口市:ペットボトルラップで、スズメバチの営巣を予防しましょう

 

④誘引剤を入れて、紐や針金をつける

誘引剤をペットボトルに入れすぎてしまうと、蜂が捕獲器から出てしまう可能性があるので、ペットボトルの1/4程度までにします。

ペットボトルの蓋の部分に、ビニール紐や針金をつけて完成です。

 

スズメバチの捕獲器を使用する際の注意点

スズメバチの捕獲器を使用すれば、春先に飛び回って巣を作る場所を探している女王蜂を捕まえて巣作りを未然に防ぐことができます。女王蜂は巣を作ると最大1,500個もの卵を産み、卵が孵ると働きバチにより巣がどんどん大きくなっていきます。

スズメバチが増えた状態で捕獲器を使用すると、大量の蜂が寄ってきて危険なため、巣が出来る前の4~5月頃に設置するのが適切です。

また、人の出入りが多い場所や子どもが遊ぶ場所に設置してしまうと、寄ってきたスズメバチが人を刺してしまう可能性があるため、設置場所の選択には注意が必要です。

捕獲器をスズメバチの巣の近くに設置しても、巣の駆除はできないため、巣が出来ている場合には根本的な解決にならないということも理解しておきましょう。巣が出来ている場合には早急に専門業者への連絡がおすすめです。

 

スズメバチ駆除を依頼するなら

スズメバチの捕獲器は、あえてスズメバチを引き寄せ捕獲器の中に誘導することで中に入った誘引剤の中で溺れて出られないようにする仕組みの道具で、女王蜂が巣を作る前の4~6月頃の設置をすることにより、巣作りを防ぎ、スズメバチの個体数を減らすことができます。

ホームセンターやインターネットなどで購入することも可能ですが、ペットボトルを使って自分で作ることもできます。

しかし、捕獲器はスズメバチを引き寄せるため、設置場所には注意を払う必要があり、また誘引剤の効果は一般的に2週間程度であるため、定期的な交換が必要です。

スズメバチの巣の駆除効果はないため、自宅などの生活範囲内に巣が作られてしまった場合には、専門業者へ駆除を依頼しましょう。

スズメバチ駆除を依頼する際には、「ハチ王」へぜひご相談ください。

10年間で10万件以上の蜂駆除をおこなってきた実績があり、蜂の種類による金額変更は一切ありません。また、一か月以内に再度同じ場所に巣が作られてしまった場合には、無料で駆除する保証もついており、アフターフォローも万全です。

お困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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