スズメバチはその攻撃性と毒性から非常に危険な存在です。
多くの人がスズメバチの巣を発見すると、即座に駆除したいと思うでしょうが、方法を誤ると逆に危険を招くことになります。
特に、水をかけるという行為はリスクが高いため避けるべきです。
この記事では、スズメバチに水をかけることの危険性や間違った駆除方法、そして正しい駆除方法について解説していきます。
スズメバチに水をかけるのは危険?
スズメバチや他の種類の蜂は、雨に濡れることを避けて、軒下やベランダの下などの屋根がある場所に巣を作ります。
雨で翅が濡れることによって、飛行能力が低下するだけではなく、体温を奪われて動きが鈍くなってしまうからです。
スズメバチが水に弱いというのは事実なのですが、人が水をかけてもスズメバチが死に至ることはなく、むしろ刺激させる結果となり、攻撃性を高めてしまいます。
そのため、スズメバチに水をかけることは刺される危険性を高める行為のため、避けるべきです。
お湯をかけるのは?
お湯をかけることも、基本的には水をかけることと同様、危険な行為です。
100度近い熱湯を浴びせることが出来れば、スズメバチもダメージを負いますが、誤って自分にかかって火傷をするリスクがありますし、熱湯は外気に触れた瞬間から温度が下がってしまうので殺虫効果は低くなります。
そのため、お湯が自分にかからないよう注意しながら、スズメバチにだけかけるという難易度の高い駆除方法であるため、安全性と効果の面からおすすめできない行為です。
水以外の間違ったスズメバチ駆除方法
水をかけるということ以外にも、スズメバチ駆除の間違った方法がありますので紹介します。
掃除機を使う
掃除機でスズメバチを吸って駆除する方法は危険なため、避けるべきです。
スズメバチを掃除機で吸っても、死ぬとは限らず、掃除機を止めた後に吸い込み口から脱出して襲ってくることがあります。
掃除機で吸われたスズメバチは刺激され、攻撃性が高まっている可能性があるので、より危険度が高くなっています。
バーナーで焼く
バーナーを使って蜂を焼く行為は、スズメバチが焼け死ぬ前に火を避けて攻撃してくることもあり、非常に危険です。
バーナーでスズメバチを焼くためには、スズメバチに近づく必要がありますが、スズメバチは時速20~30kmほどのスピードで飛ぶことができるため、刺されてしまう可能性の方が高いです。
また、火を使うことには、火災を起こす危険性もあります。バーナーではありませんが、過去にお寺の副住職が火のついた棒でスズメバチの巣を焼き払おうとしたところ、襲われたことで棒を投げ捨てて逃げてしまったことで、寺が全焼するということが起きています。
スズメバチの正しい駆除方法
スズメバチを確実に駆除する正しい方法は、蜂駆除専用の殺虫スプレーを使用することです。
蜂駆除専用の殺虫スプレーには、ピレスロイドという成分を使用しているものが多く、スズメバチに噴射することで、強いノックダウン効果と致死効果を発揮します。
また、蜂駆除専用の殺虫スプレーの多くは噴射距離が短くても2~3メートル、長いと10~12メートルと、遠くまで薬剤が届くようになっています。
そのため、刺激されたスズメバチが襲ってきても、距離を取りながら噴射することができるので、刺される危険性が低くなります。
しかし、効果が高く噴射距離が長い殺虫スプレーを使っていてもスズメバチに刺される危険性が全くなくなるわけではないので、駆除の際には必ず身を守るための防護服を着用しましょう。
また、素人がスズメバチの駆除をおこなう場合、防護服を着用していても動きづらく視界が悪いことで、刺されてしまうこともあり、一度でも刺されてしまうとスズメバチの毒性の強さから重篤なアナフィラキシーショックを起こしてしまうこともあり得ます。
そのため、スズメバチの駆除は専門の蜂駆除業者に依頼することをおすすめします。
スズメバチに水をかけるのはNG
スズメバチの駆除に水をかけるという方法を考える方もいらっしゃいますが、それは間違った方法であり、完全な駆除は出来ず、むしろスズメバチに刺される危険性を高める行為です。
水をかけることによってスズメバチは「攻撃された」と判断し、水をかけた人間に向かって毒針で刺してくることがあるためです。
そのため、スズメバチやスズメバチの巣を見かけた場合は、水をかけたり自分で駆除したりしようとせず、専門の蜂駆除業者に依頼しましょう。
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