「家の庭に土の塊のようなものがある」「何かの巣のような土の塊がある」
このような場合、それはドロバチが作った巣かもしれません。
この記事では、土の塊のような蜂の巣の危険性と駆除方法について詳しく解説していきます。
土の塊のような巣を作る蜂の種類
庭や家の周りで見かける土の塊のような蜂の巣は、一般的にドロバチと呼ばれる蜂が作ります。
ドロバチは泥や土を使って巣を作ることからその名前がついています。その巣は、小さな土の塊が集まったような見た目をしているので、一見して蜂の巣とは分からないかもしれません。
しかし、ドロバチの巣だった場合は蜂が出入りするための穴が開いているので、庭や家の周りで見慣れない土の塊ができていた場合は、穴が開いていないかチェックしてみましょう。
ドロバチの特徴・生態
ここでは、土の塊のような巣を作るドロバチの特徴や生態について解説します。
見た目や生態など
ドロバチの中にもいくつか種類があり、それぞれ体長や見た目、巣の作り方に違いがあります。
ミカドトックリバチ
黒い身体に黄色い二本線が特徴のドロバチです。
体長は13mmほどで、家の外壁などに泥をこねたトックリ型の巣を作ります。
巣を作り終わると、卵を1つ産み、その中に幼虫のエサになる青虫を詰め込んでフタをします。
スズバチ
黒い身体にオレンジの模様が入っているドロバチです。
体長は18~30mmほどで、木の枝などに鈴のような形の巣を作ります。
蛾や蝶などの昆虫を食し、捕まえた獲物を巣に詰め込んで卵を産み、幼虫のエサにします。
キボシトックリバチ
腹部に黄色で丸い斑紋が特徴のドロバチです。
体長は13~17mmほどで、ミカドトックリバチと同じように泥でトックリに似た形の巣を作ります。
エサは蛾の幼虫で、大量に捕獲し巣に詰め込むと巣の穴にフタをします。
オオフタオビドロバチ
真っ黒な身体に黄色い帯のような線がついていて、光沢がある外見をしています。
体長は10~21mmほどで、竹筒などに泥を材料に仕切りを設けた巣を作ります。
蛾の幼虫をエサとしていて、卵を産んだ巣の中に貯食します。
このように、ドロバチは土の塊のような巣を作り、卵を産んで巣の中に幼虫のエサを詰め込んで、入口にフタをするのが特徴で、母蜂は巣穴に戻らず、巣穴で成長した幼虫はエサを食べて成長したら、巣を離れます。
危険性
ドロバチにも、他の蜂と同様に毒針がありますが、基本的には毒性はあまり強くなく、攻撃性も低いため、刺激しない限り人を襲うことはありません。
しかし、ドロバチの巣を駆除するなど刺激すると、毒針で攻撃され刺されてしまうこともあるので土の塊のような蜂の巣を見かけた場合は、触らないようにしましょう。
土の塊のような蜂の巣(ドロバチの巣)の駆除方法
ドロバチは巣作りをして、幼虫のエサを蓄えた後はその場に戻らず、土の塊のような巣穴で成長した幼虫も、エサを食べて成長したら巣から離れます。
そのため、刺激せず巣を放置しても問題はありませんが、家の目立つ場所に巣が作られてしまった場合や、子どもが触ってしまいそうで不安な場合は準備をした上で駆除をしましょう。
準備するもの
1.蜂用の駆除スプレー
2.防護服
※防護服が準備できない時は、厚手の長袖・長ズボンにレインコートなどを重ねて着るのがおすすめです。
3.顔や頭を守るためのマスク・ゴーグル・帽子・タオル
※マスク、ゴーグル、帽子を装着し、隙間や露出部分がないようにタオルを使います。その際、マスクだけでは蜂の針が貫通してしまうので、タオルを巻きましょう。
4.長靴やブーツ
※ズボンを長靴やブーツの中に入れ込んで、隙間がないようにします。
5.スコップ
※ドロバチの巣を取り除くために使います。
6.ゴミ袋
※駆除した巣と死骸を入れるために使います。
7.懐中電灯と赤いセロファン紙
方法・流れ
ドロバチは昼行性のため、駆除は夜の9時頃がおすすめです。そのため、昼のうちに巣のある場所をしっかりと確認しておきましょう。
懐中電灯の光を当てると、蜂を刺激することになるので、蜂が認識しづらい赤いセロファン紙をライト部分に貼っておくことで、蜂を刺激しにくくなります。
巣の位置を確認したら、殺虫スプレーを巣穴に向かって噴射します。巣を刺激されたことで蜂が巣から出てくることがありますが、落ち着いてスプレーを向け続けます。
蜂の巣から蜂が出てこなくなったら、再度巣穴に向かって30秒ほど殺虫スプレーを噴射しておきます。
その後、スコップを使って根本からしっかりと巣を除去し、蜂の巣とドロバチの死骸などをゴミ袋に入れます。念のため、ゴミ袋の中にも殺虫スプレーを噴射してから密閉します。
蜂の巣と蜂の死骸は、基本的に燃えるゴミとして出すことができますが、一応地域のルールを確認し、それに則って出しましょう。
蜂の巣駆除を依頼するなら「ハチ王」
ドロバチは、他の蜂に比べて針の毒性や攻撃性が低く、巣の中に潜んでいる数も多くないため、比較的安全に自分で駆除することができます。
しかし、ドロバチだけではなく、危険性が非常に高いオオスズメバチも土の中などに土や泥で巣を作ることがあります。
オオスズメバチは、スズメバチの中でも危険性が最も高く、巣に近づいただけでも大勢で攻撃してきます。
その為、もし土の塊のような蜂の巣がドロバチの巣と確信が持てない場合や、不安がある場合はプロの蜂駆除業者に依頼するのがおすすめです。
土の塊のような蜂の巣を見かけた場合は、ぜひ「ハチ王」へご連絡ください。
ハチ王は過去10年間で10万件以上の蜂駆除をしてきた実績があり、もし土の塊がスズメバチの巣であっても料金の変更はありません。
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フリーダイヤル:0120-996-974(電話受付時間8時〜22時)
メール:365日24時間受付
土の塊のような蜂の巣を見かけたら
土の塊のような蜂の巣を見かけた場合、泥を使って巣を作るドロバチの可能性があります。
ドロバチは針の毒性や攻撃性が低く、単独で行動するため、自分での駆除でも比較的安全です。
しかし、土や泥で巣を作る蜂には危険性が非常に高いオオスズメバチもいるため、土の塊のような蜂の巣を見かけた場合は、専門の蜂駆除業者への依頼がおすすめです。
蜂の巣の駆除ではぜひ「ハチ王」へご依頼ください。