ミツバチの養蜂について 
 
 
 
我々は普段、の駆除を行ってます。 
もちろん駆除依頼の対象がミツバチに向けられることもあります。 
 
ですが私はこのミツバチの駆除は正直にいうとあまり気が乗らない作業となります。 
 
そもそもアシナガバチですら益虫と言われる事も多く、駆除する必要がない事もしばしばあります。 
ただしアシナガバチは実際に人を刺す場合もあり、必要に応じてお客様の依頼があれば駆除しております。 
 
ですがミツバチにおいては基本的に人に害を与える事も少なく、 
単純にイメージで怖い、刺されそう 
などという理由で駆除の対象になっています。 
 
我々が向かう先も分蜂と言って 
主に春から夏にかけて一群の蜂が繁栄した後、 
新たな女王蜂が約半分の働きバチを引き連れてお引っ越しをし 
その先でベースとなるところに固まるのが分蜂です。
 
 
ですのでそこに留まるというわけではなく、しばらくすると別のところに巣を作りにいく可能性もあります。 
 
以上の習性から、私はあえて殺さなくても良いのではないかとも思っています。 
 
そのため一部の業者はこれを生きたまま回収して養蜂してる方もいるそうです。 
 
ただしこの活動にも難点があります。 
ミツバチには赤リンダニというここ数年で海外から入ってきてしまったダニがついている場合があり、 
これを持ち帰る事で持っている養蜂箱が全て死んでしまう事もあるそうです。 
現在確実な駆除法もないため、無闇に県外に持っていく事も良しとしない状態です。 
簡単に養蜂家の方へお譲りする事もできず、悩んでおります。 
 
私も自分自身で養蜂活動を行おうと検討中ですので、活動が開始されたらまた報告ができると思います。 
ですが課題は山積しており、どうなるかはまだわかりません。 
 
ただ、一つ言えるのはミツバチは今、存続の危機に立たされている品種なのだと言う事です。 
 
 
 
(植松)